巨人が弱いのは首脳陣が無能だから? データに見る巨人が弱い理由

ジャイアンツがペナントレース半分を終えた時点で、浮上できません。

貯金は僅かに1で、4位から抜け出せません。世代交代や怪我人などの理由を探せば簡単ですが、5位と6位は明らかに戦力不足のヤクルトと中日です。ヤクルトはむしろ昨年一昨年と、首脳陣の手腕によって予想外に健闘したということでしょう。

ジャイアンツは他球団に比べると、資金的には圧倒的に恵まれています。育成選手の人数やファームの設備などを見ても、他球団に劣ることはまず無く、上はソフトバンクだけでしょう。そんな恵まれている状況にも関わらず、ここ3年は成績が上がりません。むしろ年々弱くなっている状況ではないでしょうか。

2021年は借金1の3位、2022年は借金4の4位、今年は貯金1の4位と低迷が続いています。今年わずかに1つだけ貯金がありますが、大きく負け越しているチームが2つあるので、褒められた成績ではありません。

得意のFAでの選手の獲得が事実上機能しないことが、低迷の大きな原因ではあると思いますが、それでも豊富な資金にまかせて、外国人を取りまくっています。外国人は当たり外れがあり、難しいという意見もあるでしょうが、中日などに比べれば明らかに恵まれた補強です。育成選手も過去10年で68人も指名していますが、レギュラー野手やローテーション投手は0です。目立つのは増田大輝選手と松原聖弥選手ぐらいで、1軍に定着しているとは言えない選手です。

なぜこれほどに結果が出ないのでしょうか?

選手の能力は決して負けていない

現状では投手は本当に健闘しています。特に先発投手は安定しており、序盤で大きく崩れて試合を壊すことはありません。ただ、多くの人が気がついているとおり、打線が淡白で得点能力がありません。

得点圏打率が低いという弱点はありながら、ホームランダービートップの岡本和真選手を4番に据える打線は十分に強力です。3番を任された秋広優人選手も、徐々に本格化しつつあり、毎打席が楽しみな若手です。捕手でありながら5番を打つこともある大城卓三選手は、阿部慎之助ヘッドには及びませんが、セ・リーグナンバーワンの打てる捕手といえます。更に打てるショートの坂本勇人選手がいたのですから、得点能力が低いはずがありません。現在は坂本選手が離脱してしまいましたが、それでもタレントは豊富なチームでしょう。セ・リーグでダントツの82本のホームランを放つ打撃陣が、38本しか打っていない阪神に平均得点3.81と3.63で負けてしまうのは、どう考えても打線の組み方や作戦が悪いという結論になってしまうのではないでしょうか。

フォアボールが極端に少ない打線

今年は岡田彰布監督の方針で、阪神のフォアボールが増えています。ここまでで261個はダントツの1位です。ジャイアンツはというと168個でセ・リーグ5位。6位は貧打にあえぐ中日の146個です。東京ドームを本拠地にしているので、本塁打が多いのは理解できますが、長打警戒の相手投手から四球が取れないのは、いかに淡白な攻撃を繰り返しているかがわかる状況だと思います。早いカウントから積極的に打ちに行っているので、本塁打が増えているのかもしれないですが、平均得点が狭い球場なのに広い球場の阪神に負けている時点で、戦略ミスと言わざるを得ないと思います。

ジャイアンツの試合を見ていると、力の劣る投手には長打攻勢で襲いかかりますが、エース級になると淡白な打撃を繰り返して相手投手に長いイニングを投げさせる試合が多いと思います。これだけ同じことを繰り返しているのに、調子の上がらないベテラン陣に淡白な打席を繰り返さしているだけの無策は、ここ数年の低迷を物語っているのではないでしょうか。

いつまでベテランの復調待ちを期待しているのか

野球選手にも個人差は有りますが、加齢による衰えは必ず来ます。

30代も中盤になれば、必ず衰えてきます。途中で力を盛り返すことなどは余り考えられず、力は時とともに衰えていくのは当たり前の話です。

これは単なる打撃成績だけの話ではありません。アスリートとしての総合的な話です。たとえば加齢により体重が増えて長打力が上がる例は少なくないですが、その代わりに走力は必ずと言っていいほど、衰えます。走力が衰えれば、守備力も必ず衰えます。怪我もしやすくなり、全力でのプレーは難しくなるでしょう。疲労も取れにくくなり、連戦によって調子を落としたり怪我のリスクも更に上がることとなります。

こういった選手が打線の中に3人いれば、そのリスクは3倍です。総合的な打線としての衰えも顕著になるでしょう。

ジャイアンツはこの3年で、確実に加齢による打線の総合力を落としています。ベテランの人数が若手の成長株より多ければ、チーム力は確実に下がります。

坂本勇人選手、丸佳浩選手、中田翔選手は素晴らしい選手ですが、3人共3年前の力は発揮できるはずがありません。

この事実に目を向けずに起用を続ければ、今の順位も仕方がないのではないでしょうか。

この状況を続ければ、来年はもっとチーム力が下がることになります。

ベテランをリスペクトすることは大切ですが、大幅な方向転換が、必要な時期ではないかと疑われる状況だと思います。

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