いつから原監督は若手に切り替えるのか 諦めてはいけない日本一

交流戦も半ば、ジャイアンツは56試合を消化して勝率5割となりました。

6月反攻を期待されていたジャイアンツですが、一気に浮上とはいかず、一進一退を繰り返すチーム状況です。

開幕から3ヶ月近くたち、期待された若手の成長はあったものの、チームの浮上にまでは足りていません。ベテランの調子が上がらないということで、復調を期待する向きもありましたが、期待ほどの上昇は見せていないというのが本当のところでしょう。

原監督がポジティブな考え方でチームを運営するのは、とても良いことだと思います。しかしリスク回避能力が欠如しているようでは、組織を統べる人材とは言えないでしょう。

何処で原監督は方針転換するのでしょうか。

ベテランの復調が期待できるのか

開幕から不調が続く丸佳浩選手

昨晩、代打満塁ホームランという衝撃的な活躍をした丸選手ですが、打率.220と主力の外野手としては落第と言わざるを得ません。復調を信じて使い続けてきていますが、単に調子が悪いだけなのか非常に疑わしい部分があります。

打率は広島での最終年の.306を最後に、昨年の.272へと緩やかに低下してきています。

年度チーム打率本塁打
2018広島0.30639
2019巨人0.29227
2020巨人0.28427
2021巨人0.26523
2022巨人0.27227
丸佳浩選手 年度別成績

本塁打こそ30本弱を維持していますが、このデータからは長期的傾向は明らかで、今年の.220が悪すぎるとしても、急反転の可能性は低いのではないかと思います。

昨年のように丸選手以上に期待できる選手が存在しないのであれば、起用も頷けます。しかし、今年は若手の期待株が台頭してきています。原監督は34歳のベテランを、今後どうやって起用していくのか注目されます。

復調してきた坂本勇人選手

開幕直後は2割にも満たなかった打率が、5月.287、6月.296と復調の気配がみえる坂本選手。やはりこの選手の換えが効かないのは、首脳陣もファンも改めて実感したのではないでしょうか。丸選手と違うのは守備での貢献です。史上初のショートでの2000試合出場は、坂本選手の総合力の素晴らしさを端的に表していると思います。

現時点での遊撃手としての総合力は、やはり12球団1を争うものと見て良いでしょう。

今年秋広優人選手が台頭しましたが、ジャイアンツの場合は坂本選手と大城卓三捕手の存在が大きく貢献していると思います。守備重視の要素が強いショートとキャッチャーに主軸を打てる選手がいることによって、若手の抜擢がやりやすくなっていると思います。

門脇誠選手が打率1割台にも関わらず、サードで起用され続けたのも、この二人の活躍が可能にしたという側面が有ると思います。

私は個人的には、坂本選手にはコンバートをして体重を増やし、400本塁打を目指して欲しいと思っていました。しかしチーム事情や本人の思いは、ショートでの出場と通算2塁打に傾いているのかもしれません。

松田宣浩選手、長野久義選手、中島宏之選手の立ち位置

丸選手の不調により、3人の立ち位置は更に難しくなっていると思います。優勝を目指せる後半戦になれば彼らの出番は考えられますが、このまま終戦となれば彼らの出番は出てこないと思われます。

ファンの方には申し訳ないですが、優勝を狙えるチームにチャンスが有れば移籍させてあげるのが良いのではないでしょうか。

特に4番が離脱した西武ならば、ベテランの力は必要なはずです。西武の出身である中島選手などは、活躍のチャンスがかなり大きいはずで、優勝を狙えるチームで力を発揮できることがあれば、これ以上の環境はないと思います。

ロッテやオリックスは首位争いはしていますが、打線の迫力は足りていないのが現状でしょう。長野選手の放出は余り考えられませんが、パ・リーグをよく知る松田宣浩選手は、十分活躍できる可能性があるのではないでしょうか。

ジャイアンツは何時優勝を諦めて若手に切り替えるのか

CS争いという目標がありますが、ジャイアンツの目標は日本一です。やっとCSにたどり着くような戦力では、来年も低迷の可能性は強くなります。

坂本選手、丸選手、中田翔選手の来年の成績が、今年を上回る可能性は小さいはずです。

CSの可能性を追いかけて、若手の起用が制限されるのであれば、あまりに長期的視点が欠けており、GM不在の悪い点が出てしまっていると言えるでしょう。

何でもアメリカが良いとは思いませんが、ある程度優勝争いから脱落した時点で、主力選手の放出が始まり、若手の獲得や登用が始まるのは、当然の動きだと思います。

日本の場合はドラスティックな動きが難しいのかもしれませんが、ファームの試合で40歳近いベテランの選手が複数起用されることに違和感を感じます。

英断だった上原浩治さんの引退

若手の活躍の場、成長の場を奪いたくないとシーズン序盤で上原選手は引退をしました。上原選手の場合、メジャーで十分に稼いだという側面が有るとは思いますが、それだけではないと思います。

ベテランの処遇はただでさえ難しいのに、それを二人も補強してしまったジャイアンツの編成部門には、疑問を感じざるを得ません。

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