原巨人は人材育成が出来ているのか 育成・評価システムは有るのか?

石井琢朗3軍野手コーチと片岡治大3軍野手総合コーチの今季限りの退団が、11月2日に報じられた。翌日11月3日には、石井コーチのDeNAの1軍打撃部門へのコーチ就任が、発表されている。今季ペナントの連覇を逃し、全権監督の留任ともなれば、コーチ陣で誰かが責任を取らなければならないのは必然では有るが、あまりのお決まりの素早い展開に驚いてしまう。

一般社会では優秀な人材ほど早くやめる

何処の組織でも有能な人材ほど、組織に見切りをつけるのが早いのは常識だ。

上場企業でも早期退職を募れば、業界で優秀な社員が真っ先に手を挙げる。

ではどんな社員は早期退職に応じないか。やめてもその先に展望が開けない社員は、怖くてやめられない。なんとかしがみつこうとするのはマーケットバリューのない人だ。もう一つやめない人の典型は、その組織で主流派に属していると考えている人だ。その自己評価の真偽に問題は有るが、現状の組織で上層部や上司に評価されている、もしくはポジションを確保できている人は組織を離れにくい。

今回の発表を見ていると、石井琢朗コーチはコーチとしてプロ野球界で評価されている人ということだろう。巨人はすでに有能とされていた石井コーチをヤクルトから引き抜いて、石井コーチに変わる有能なコーチをこの3年間で育てることが出来たのだろうか。

逆に石井コーチは、巨人というある意味では特殊な球団で経験を積み、さらにグレードアップしたのではないだろうか。もし、石井コーチによって巨人のコーチ陣が成長できていないとすれば、指導者の養成を一つの目的としていた原監督の思惑は、外れたことになる。

石井琢朗コーチの実績

石井コーチはDeNA、広島で2432安打を記録した名内野手だ。盗塁王4回、ゴールデングラブ賞4回と現役時代の実績は原監督よりも数字的には上だ。そして現役引退後は広島1軍内野守備・走塁コーチとしてチームの3連覇に貢献し、その後ヤクルトで1軍打撃コーチを務め、村上宗隆選手を1軍に定着させるなど実績を積んでその実力を証明された名コーチだ。そのため今回も巨人のコーチを辞すると同時に、古巣DeNAへの復帰が発表された。

今回のシーズン途中の3軍への配置換えなど、いろいろと憶測記事が出ていたが、記事の真偽はともかく、退団に繋がる状況であったことは事実であろう。

あ姉さま
あ姉さま

石井コーチにはDeNAでもきっとご活躍されるでしょう。

来季の対決が楽しみですね。

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巨人側の問題点

原監督も人間であり、相性や行き違いなどで人間関係が上手くいかない時はある。しかしそういった人間の不完全さを補完するために組織が存在する。一般社会であれば人事評価は多面評価や1~3次評価など、人間の不完全さを補うシステムを、現代のある程度の規模を持つ組織は備えている。決して上司の好き嫌いや、上司との人間関係のみで能力評価が確定するような制度は持っていない。さらには仕事の出来栄えや、成果についてはできるだけ数値化し、個人的な趣味趣向で大きな不公平が生まれないように、成果を評価する仕組みがあるのは常識だ。今は取締役でさえも、外部監査役などから評価される時代だ。

しかしプロ野球の球団はどうだろうか?MLBやソフトバンクなどの状況は不明だが、少なくとも巨人ではその様な評価は無いのではないだろうか。

巨人軍の組織は年々肥大化している。今や原監督一人ですべてを把握することは、不可能である。1~3軍の他にスカウト、編成、広報等、原監督の専門外の組織をどうやって原監督は責任を取るのだろうか。つまらない例で言えば、わっしょいベースボールなどは広報の専門家が考えていたのだろうか?まったく盛り上がらなかったわっしょいベースボールも球団の費用を費消しているだろう。その責任を取るのは誰なのだろうか? 

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球団の責任

プロ野球は専門外だからといって、新聞社から来たフロントが原監督に権力を丸投げをするのはどうなのだろうか?フロントはその業務で給料をもらっているはずであり、今の状況では責任を全うしていると言える状況ではないように、外部からは見えてしまう。広報などは読売新聞や日本テレビの専門なのだから、わっしょいベースボールの不発や、中田翔選手の獲得などで、世論を読めなかったことについては、球団に責任があるのではないだろうか。原監督に何でも責任を押し付ける格好にした球団に、組織的な欠陥はないのだろうか?少なくとも原監督の独断にすべてを任せるのは、この規模の組織では無理がある。原監督もスカウト部門や編成部門など自らの経験がない分野は、経験のある人材に任せて合議制を取るようにしなければ、今年と同じ状況が起こる可能性が強い。

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オールドスクールの危うさ

プロ野球もDeNAやソフトバンク、楽天など新しい企業が参入してきている。オールドメディアの代表格である読売や中日は、時代の変化について行けるのだろうか。中日は立浪和義新監督を迎えるが、その目指す野球はオールドスクールと言ってよいだろう。原監督も新しいものを取り入れる気概が、加齢とともに落ちてきているのではないだろうか?原監督は中5日などを提唱し、オールドスクールと言ってよいだろう。徹底管理されたMLBの中4日とは、間違っても同じものではない。

PL学園や中日で培った野球が通用するのか楽しみです!

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