もうすぐFIRE生活2年 現状と後悔している事 伝えたいこと

FIREを決意して職場を離れてから、2年が経とうとしています。初めは落ち着かないものでしたが、なんとなく生活のリズムが作られて平常運転になりました。仕事を離れて自由な時間が出来たのでやりたいことはできるのですが、だからといって蝶よ花よと遊ぶ年齢でもありませんし、お金も体力も続きません。現役時代は営業職だったこともあり、夜の接待や土日のゴルフ接待など、それなりに楽しめていましたが、今はめっきり地味な生活をしています。

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FIRE後の悩み

現在は仕事に取られていた時間をすべて自分のものにできているのですが、ワクワクドキドキが止まらない毎日を送っているわけではありません。仕事をしている時は金銭的に悩むことなく、足元を見て毎日を送っていたのが、今は多少の不安がつきもののようです。

インフレのニュースが聞こえてくれば、自分の将来に不安が募ります。年金の話題になれば、それなりに心配になってきます。現役中はそんな事を考える余裕もなく、仕事のことで思い悩む毎日だったのですが、今はそれなりに心配事が増えています。

また、私はブログを書くなどしてサイドFIREの状態ですので、それなりに考えることも多く、心から開放されるという状態にはなりそうもありません。公的年金の支給が始まれば、心穏やかになるかもしれないと、考えてみたりしますが、心配性は収まらないのではと思ったりします。

結局仕事や仕事の悩みからは開放されたのですが、今まで気にする余裕がなかったことについて、今はあれこれ考えてしまうようになってしまいました。

結局、人間の悩みなんて尽きないものだということを、身をもって体験している毎日です。

FIREして後悔していることは実はそれ程ありませんが、仕事を続けることが精神的にも身体的にも苦痛でないならば、続ける選択肢は最後まで捨ててはいけないと思いました。ただ、仕事をしている最中は、その責任の重さや人間関係などで煩わされることが多く、管理職ともなるとその責任は格段に大きくなりました。新入社員だった頃の職場の上司はとても楽そうに見えたのですが、自分がいざなってみると、その精神的プレッシャーには驚きました。時代の流れの中で管理職の守備範囲や責任範囲、パワハラやセクハラ問題など、管理職も楽ではない時代になったと痛感したものでした。

FIRE生活の時間の使い方

FIREする前は図書館通いなどしてしまうのかと思っていましたが、そんな時間的な余裕はまったくありません。FIRE前は流し読みだった日経新聞とネットで経済ニュースをチェックするだけで、かなりの時間を費やしてしまっています。

あらためて一日の時間の使い方をチェックしてみます。

何も予定がない日は、朝6時前には起床して各種のニュースをネットでチェックした後に、ラジオ(「おはよう寺ちゃん」がお気に入りです)を聞きながらストレッチをします。朝食を取り日経新聞を読んだ後に犬の散歩をして、ブログを書きます。ブログ作成の合間には音楽を聞きながら、部屋でアプローチの練習をするというのが、大体の午前中の過ごし方です。予定のある日は、なるべく午前中に済ませたいという、心の余裕のなさは現役時代と変わりがありません・・・

午後はブログが仕上がっていれば、フリーの時間です。妻とドラマや映画などを観てお茶をするのが殆ど日課になっています。

夕食後の時間はスポーツなどを観戦する事が多く、イベントがなければ入浴して部屋で趣味に時間を割き、就寝までの時間を楽しむ毎日です。

趣味の時間は至福の時間

私は趣味だけは、たくさんあります。ゴルフとスポーツ観戦は私の人生を本当に豊かにしてくれています。また、読書や音楽鑑賞は月並みですが毎日に潤いを与えてくれています。

ゴルフ

もう既に30年以上続けていますが、ベストスコアは20年近く更新していません。年々飛距離が落ち、下手になっているのですが、まだまだ諦めていません(笑)。時折出るプロのような球筋が、私のゴルフ熱を温め続けてくれています・・・

ラウンドは週1回と現役時代のペースを守っています。若い頃は仕事のゴルフで週2回ペースの時もあったのですが、プレーが雑になってしまうので、今は週1ペースを守っています。

一人でホームコースに行くことが多いのですが、だいたい同じ時間帯にプレーするメンバーは決まっていて、あまり気を使うことも無くなってきて心地よいラウンドが出来ています。

ぼっち・ざ・ろっく!で再びのギター熱

学生時代にお金がなくて買えなかったので、就職してすぐにフェンダージャパンのストラトキャスターを購入しました。それまでアコギを使っていたのですが、フレットが足りなくて弾きたい曲が弾けずにいたので、当時は嬉しくて下手なりに頑張っていました。仕事で余裕がなくなって、殆ど触っていなかったのですが、FIRE後にもう一度挑戦しています。若い頃は譜面も少なく、なかなかコピーが難しかったのですが、今はYou Tubeで詳しく解説されています。あの頃弾けなかったフレーズも、今は弾けるようになってだんだん面白くなってきました。

アマゾンプライムで「ぼっち・ざ・ろっく!」を観たことも、現在のギター熱に影響しているともいえます。ぼっちちゃんほど上達はもちろん出来ませんが、それでもストラトから良い音が出ると、年甲斐もなく高まってしまいます。

料理が楽しみ

週に2回は夕食を作ります。現役時代から気晴らしにやっていたのですが、FIRE後にはどんどんレパートリーも増えています。料理をつくるようになって、買い物が楽しくなりました。また、きのこやトマトを干したり、ハーブを育てたりと、楽しみが増えて、妻とも楽しんでいます。包丁を研ぐのも私の仕事となり、研いだ後にネギやトマトを切って、切れ味にうっとりとしてしまっています・・・こわいですよね・・・

現役の間にFIREまたは定年後に備えること

お金で困らないようにすることは基本ですが、現役時代から趣味を持つことはとても大切だと思います。よく定年後に趣味を始めるという予定を聞きますが、なかなか難しいのではないでしょうか。趣味といってもそれぞれ難易度の差はあれ、簡単なものでは趣味になりません。難しいからこそ続けられるという側面もあり、奥行きがある趣味ほど長く続けられるというものだと思います。

ゴルフやギターは歳を取ってからでは、ハードルが高いものです。

定年後にゴルフ場でラウンドデビューするのは、かなり勇気がいるでしょう。嫌なことがあれば、続けられなくなる可能性は高くなります。なかなか上達せずに歳のせいにしてしまっては、ストレスになりかねません。

ギターは個人で楽しむとしても、簡単なフレーズがなかなか弾けない時期は続きます。人前で弾く機会がなければ、モチベーションの継続に疑問符が付きます。楽器屋さんに行って購入することさえ、気恥ずかしいですよね。私は今でも楽器屋さんで試奏するのが、恥ずかしいです・・・

現役時代は家族のことや仕事のことでなかなか自分の時間は持てないかもしれませんが、急速に上達する必要はないので、自分なりのペースで趣味を今日から始めることをおすすめします。

家族の理解が絶対条件のFIRE

FIRE生活を続けるためには、家族の理解が絶対条件である事をお伝えしたいと思います。独身であっても、自分自身に自信を持てないと不安になってしまいます。ましてや家族と暮らしている場合は、家族が不安に思っているようでは家庭内の雰囲気が悪くなり、出勤していたほうがマシとなって、全く意味がありません。

サイドFIREをおすすめする理由

なかなかFIREを家族に理解してもらうことは難しいかもしれませんが、サイドFIREは家族の理解を得やすいと思います。なかなか事業化することは難しくても、努力している姿を見れば家族も理解してくれるのではないでしょうか。ゆっくりと努力を続けていれば、必ず家族は理解してくれると思います。

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