プロ野球発展、MLBマイナー化防ぐ方法はジャイアンツとホークス 

ポストシーズンが日米で行われています。かつては日本の野球はアメリカのベースボールとは違うものとする意見が有り、それはある意味肯定的に、日本人ファンには受け入れられてきました。オリンピックやWBCなどで国際大会が開催される時は、特にこの考え方が注視されてきました。しかし最近のプロ野球は、パワーとスピードが重要視されて、”野球”と”ベースボール”の違いは、なくなりつつあるのかもしれません。故・野村克也さん等に代表される”野球”の推進者たちは、今では少数派になりつつあるのかもしれません。

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ポストシーズンのMLBの注目はダルビッシュ・有投手

大谷翔平選手の活躍でより一層身近になったMLBですが、ポストシーズンではダルビッシュ・有投手のピッチングが注目されました。”36歳になり、体が壊れても優勝したい”という旨を発言したダルビッシュ投手に、日本人としての血を感じてしまった野球ファンは少なくないのではないでしょうか。気迫の投球を続けたダルビッシュ投手の投球は素晴らしく、アウトコース低めに糸を引いたように決まる綺麗なストレートは、とても素晴らしかったと思います。

どんどん身近になるMLB

レギュラーシーズンは大谷翔平選手が注目され、ポストシーズンではダルビッシュ投手を応援するうちに、それぞれのチームで贔屓の選手が増えて、MLBに対する興味は深まっていきます。そして、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手の桁違いのパワーや、メジャー内野手のダイナミックな守備を見ていると、日米の実力の差を認識せざるを得なくなってきてしまいます。

日本のプロ野球の発展がマイナー化を防ぐ

日米の実力差を多くのファンが認識してしまうと、日本のプロ野球のファンは減ってしまいます。日本のプロ野球のファンには、地元のチームを応援するというファン層とは別に、プロ野球そのものを愛するファン層が存在します。日米の魅力の差が開いてしまえば、当然日本のプロ野球そのものを愛するファン層から、MLBにファンの興味は移ってしまいます。こうなってしまうと、日本のプロ野球は発展しなくなります。この現象はサッカー界や男子プロゴルフ界では、既に起こっていることかもしれません。

日本プロ野球がMLBのマイナー化されないためには、選手のプレーの質の向上とともに、リーグの運営の質も代えていかなければなりません。

球団経営と戦力の均衡化

ドラフトなどにより戦力の均衡化を図ることは、リーグ戦の活性化のためには必要です。いつまでも強いチームが強いままでは、ファン層の拡大には繋がりません。しかし、戦力の均衡がドラフトやFAの縛りなどによって保たれることの副作用として、球団が経営努力を怠っているとしたら、それは非常に大きな問題です。

現在ジャイアンツは3軍制をとり、ホークスは4軍制を目指していると言われています。これはルールの中で球団がチーム強化のために行っていることで、非難されるべきでは有りません。MLBが7~9軍制まで取っていることから考えれば、まだまだ日本はレベルが浅いと思います。

こうなってくると支配下選手の制限の問題などが、ジャイアンツやホークスには出てきてしまいます。育成選手を多く抱えるためには、支配下の選手の登録サイクルを速く回す必要も出てくるでしょう。一部にはこういったやり方を批判する考え方もあるようですが、リーグの質の向上のためには、必要な事ではないでしょうか。

資金難の球団には真似できないので、批判が出てくることも考えられますが、資金の調達は球団経営の大きな命題です。球団経営の努力不足を考慮せずに、資金難の球団を救うことばかりを考えていれば、リーグの質は低下していってしまいます。

そんなことを続けていれば、いつか米国以外の他の国に資金力で負けてしまうことにもなりかねません。一般社会では競争を怠った業界が、外国企業に駆逐されてしまった例はいくらでもあります。

日本プロ野球には、ジャイアンツやホークスのようにチーム強化に努力を続ける球団を支えるルール作りをして欲しいと思います。4軍制を目指すホークスを支えるルール改変があっても、良いのではないでしょうか。そしてチームの強化に積極的ではない球団には、努力を促す施策や、罰則などを設けても良いのではないかと思います。

今の日本のプロ野球界は、米国に比べて権利ビジネスなどの企業努力が足りないと現状では感じます。そのためにはコミッショナーがもう少し機能しなければ、古い既得権益者がリーグの発展を妨げている状況を、変えられないのではないでしょうか。

この構図は日本の一般社会でも、とても多く見られる状況です。競争社会では競争を促した後に、弱者の救済が行われるべきで、競争自体を最初から抑制してしまっては、発展が望めないません。

国内で競争を怠った業界は、いつか外資に飲み込まれてしまいます。

MLBの将来の狙い

あまり競争を怠ると、交通手段などが発展した将来は、ホークスとジャイアンツだけがMLBの東アジア地区のリーグに組み込まれてしまうかもしれません。そんな未来をもしかしたらMLBの幹部は、既に構想しているかもしれません。

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