プロ野球前半戦終了 この1ヶ月でやれること 阪神・巨人・ヤクルト

オールスターとオリンピックのため、プロ野球は1ヶ月の休みに入る。例年には無いことで、各チームがその期間の使い方を十分に考えていると思う。特に優勝争いをしているチームは、そのあたりが重要で、時間とお金の使い方の巧拙で、後半戦に影響が出てくると予想される。

中断期間にできること

故障者の復帰

巨人は菅野智之投手、中川皓太投手、梶谷隆幸選手と主力が戦列を離れている。菅野投手は故障ではなく不調とされているが、何らかの不安を抱えていると思われる。チームの極秘事項としてか、来オフのMLBへの移籍交渉のためか明らかにされていないが、菅野投手ほどの選手が長期間に渡って戦列を離れ2軍でも投球できていないとすると、故障を抱えていると考えるほうが自然だ。ひょっとしたら手術を選択肢とするような状態で、今は検査などをしているかもしれない。(杞憂に終わって欲しい)中川投手と梶谷選手は骨折なので、時間が立てば戻ってこられると思うが、脇腹を骨折した中川投手は少し時間がかかるかもしれない。

新人のリフレッシュ

例年であれば、一番疲れが出てくるところだ。投手は暑さと春先からの疲労の蓄積で、コンディションを整えるのが難しくなり、夏に強い打者が一気に成績を伸ばす時期だ。新人にとっても春先からの連戦で疲労がたまり、調子を落としたり故障したりする時期だ。

しかし今年は中断期間があるので、新人選手にとってはこの休養は有り難い筈だ。

最近調子を落としている佐藤輝明選手にとっては、疲れを取る絶好の機会だ。インコースを徹底的に攻められている佐藤選手だが、打率.267で本塁打20本は驚異的な成績だ。今は体が疲れていて今まで打てていたボールも、打てなくなってきているかもしれない。しかしある程度体が戻ってくれば、インコースも打てるようになってくるだろう。今は打てない範囲が多くなっているので、投手はインコースを攻めきっているが、疲れが取れればスイングのスピードも戻ってくるので、簡単には攻めきれなくなる。あまり中断期間にフォームなど弄らずに、コンディションを整えることができれば後半戦も爆発を期待できると思う。

ジャイアンツ終盤戦の鍵を握る選手たちと佐藤輝明選手

佐藤選手は怪我さえなければ新人王ですね。

今年の戦力の見極め

首脳陣は前半戦で、今年の戦力としてどの選手を使えるかを見極めたはずだ。

巨人はヤクルトとの2連戦で、投手陣が崩壊した。原監督は今年の戦力として期待できるかどうかを見極めるため、チャンスを与え続ける傾向にある。そしてその期待に応えられない選手は、完全に見放す様に見える。今年の戦力として期待しない選手をこの2連戦で、見極めたと思う。

また先日若手の底上げができたとして阿部2軍監督を持ち上げていたが、この中断期間のエキシビジョンマッチで、本当の意味での若手の成長を見極めるだろう。

春先期待された秋広優人選手や中山礼都選手などは、2軍で漸く結果を出し始めたようだ。

中山選手は少し体ができて来たかもしれないが、秋広選手はどうも体重が増えないらしい。2月には95kgを100Kgにしたいとコメントしていたが、先日体重が減り気味だとして後半戦の課題としていた。体質の問題もあるだろうが、どのような管理をしているのだろうか。単に太れば良いというわけではないが、ボディービルダーをスタッフにしたとシーズン前の記事が有り、期待していたので少し残念だ。

新外国人の獲得

阪神とヤクルトは外国人が活躍している。阪神は実績のある外国人を、開幕に間に合わせて好調をキープしている。ヤクルトは今年から入った、両外国人打者の出来が素晴らしい。巨人は真逆の結果が出ている。この差は大きく、この辺りを取材した記事をマスコミでは見かけない。巨人に不都合な部分を記事にすれば、情報が入ってこなくなるのを恐れているのか、大手のスポーツ紙はファンの聞きたいことを記事にしない。

巨人の外国人獲得は急務であり、失敗はもう許されない。ヤクルトや阪神の対応を見ていると、コロナ禍であることは言い訳にできない。資金力に劣るヤクルトが成果を出しているのに、失敗が続くのは何に原因があるのか球団は考えなければならない。

人材の首をすげ替えるだけではなく、組織やシステムに課題があることを突き止めないと、強い球団はできない。

親会社の考え方が非常に重要だと思う。責任の所在は担当者だけに有るわけではないことは、大抵の組織人は気がついている。

松原聖弥選手は何故レギュラーに定着できない その理由。巨人スコット・ハイネマン選手獲得

あ姉さま
あ姉さま

こんな事気にするファンの期待にも、マスコミに取材してほしいのよね。あんまりいないか・・・

タイトルとURLをコピーしました