冬の間ゴルフはオフにしているのですが、シーズン初めには必ず腕前が下がっています。プロ野球の選手のようにオフの間にウエイトトレーニングを積むのでもなく、柔軟性と健康のためのストレッチを行っているだけなので、体力が落ちてしまうのはある程度受け入れなければなりません。ただ、これだけゴルフを続けてきているのに、何度やってもいつのまにか同じ悪い癖が出てしまうところがあります。
ここでは自らの戒めのために、なかなか治らない悪癖についてまとめておきたいと思います。来週同じ間違いを起こさないために・・・
ゴルフドゥ!オンラインショップ諸悪の根源のワッグル
アドレスで完全停止してしまうとリズムが悪くなるのは常識ですので、私もバックスイングの前にワッグルをします。これ自体はある意味セオリーですので問題ないのですが、その時になんとなく真っ直ぐ打つために、本能的なものからか少しずつアドレスが変わってしまうのです。そして1番ホールで心に決めたアドレスが、昼食の頃にはすっかりもとに戻ってしまっているということが頻発します。
これは多分、一番のティーショットでは修正部分が保たれているのですが、様々なライでミートするために微調整を重ねているうちに、今までの経験から当てやすいアドレスに変化してしまうのではないかと推測しています。
ラウンドではできるだけリスクを避けたくなり、しかも最も経験値の高い打ち方に頼ってしまうので、修正ポイントが崩れていってしまうのではないでしょうか。
ドライバーショットなどは、比較的修正ポイントを保ちやすいのですが、アイアンショットやアプローチは、ライによって変化が大きく、修正ポイントが疎かになってしまいます。
特にアプローチは素振りを重ねるうちに、やりやすい方、手慣れた感じがあるアドレスに戻ってしまうことが多いと思います。
私のなかなか治らない2つの悪癖
私には以下の2つの悪癖が、いつのまにか出てきてしまいます。ラウンド中の微妙なアジャストや、疲労から変わってしまうと勝手に思っています。それぞれについて、考えてみたいと思います。
グリップがフックが強くなってしまう
何事にも適正な場所があり、私の場合も適正なグリップについては把握しているつもりです。しかしワッグルをして微妙なアジャストを重ねるうちに、少しづつフックが強くなってしまうようです。特にティーショットが異常に当たりだして、さらなる飛距離を求めるようになり、強振するようになるとフックが強くなる傾向があります。また、ラウンドの後半で握力が落ちてくると、自然と握りやすいフックになってしまうようです。フックグリップは手打ちでも打ててしまうので、体が楽をしたがってしまうのだと思っています。
フックグリップに徐々になっていくと、距離はでるのですが、限界値を超えるとダグフックや引掛けが出て大怪我をしてしまいます。また、私のようなレベルのアマチュアでは、隣のコースのフェアウェイまで行ってしまう危険もあり、そもそも危ない・・・
これだけは今日を機に、必ずルーティンとして確認作業をしていきたいと思います。
ボールを左においてしまいがち
これはフックグリップとも関係しているのだと思いますが、ラウンドをしているうちに徐々に左にボールを置いてしまいがちになります。ドライビングレンジで打っている時は、単純なターゲットとライなのでほぼ狂わないのですが、ラウンドでは様々なライに対応するためにボールの位置を変えるので、少しずつ自分にとって心地よい位置にボールの位置が変わっていってしまいます。それが前述のフックグリップへの変化と同時に起こるので、一定時期まではミスが出ずに徐々にボールが左に行ってしまうようです。
ラウンド中に矯正ができない悪癖
上記の2つの悪癖が出ると、ボールを打つタイミングや体の回転が変わってきてしまいます。そしてその変わってきてしまったタイミングは、ラウンド中に矯正することが、私にはとても難しいのです。こうなってしまうと、無理に直そうとしてとんでもないミスをしてしまうか、不本意ながらパンチショットで逃げることになります。
ただ、フルショットはなんとかなるとしても、アプローチだけは誤魔化しが効かずに、大きなミスが出て、スコアを大きく崩してしまいます。こうなるともうグリーン周りでウェッジを持つのが怖くなり、スコアになりません。
特に冬場のペタペタのフェアウェイは、トップとダフリのイメージが増幅されて、むしろラフにいてくれた方が、安心感があるというアマチュアの典型です。フェアウェイど真ん中にドライバーをナイスショットして、100ヤードを切った時が最大のピンチだなんて、ゴルフは難しい。
まぁ練習が足りないんですけどね。
何年続けても治らない悪癖ですが、今日を機に治らないかなぁ・・・
兎に角来週は紙に書いて、ポケットの中で握りしめてみます。
案外こういう単純な事が、一番効果があるのではないかと”藁を掴んで”みようと思います。