コロナ対策で日本プロ野球は大混乱 何故終わらないのかその理由

日本のプロ野球がコロナで、大変な状況になっています。MLBは今季選手への定期的なPCR検査をやめて、ほぼコロナ前と変わらない状況になっているのに、何故日本はコロナに翻弄され続けるのでしょうか。

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日本の社会は責任者が責任を取りたがらない

日本人はルールを作ることが苦手な人種です。その上さらにルールを変えることが、もっと苦手です。ルールを変える時に反対意見を恐れて、世論の大多数の意見が集約されるまでは、ルールを動かしません。

本来であれば組織のトップは、その裁量において自由にルールを変えられます。トップ1人では変えられないルールについては、必ず合議制でルールを変えられるようになっています。

しかしルールを変えることができる人または組織が、変えたことによる責任を追求されることを恐れて、積極的には変えません。ルールを作る責務にある人、または組織が、論理的かつ臨機応変にルールを制定または改変しなければならないのですが、その責務を果たしません。責任を取ることが怖いならば、そんな責任のあるポジションにつかなければいいと思うのですが、そんな人に限って責任あるポジションに就きたがり、そのポジションにしがみつきます。

コロナについても、もうとっくに普段どおりの生活をして良いはずの地域もあるのに、国が決めるまでは独自に動きません。国も世論の大勢が集約されるまでは、ごちゃごちゃと誤魔化しながら、論理的に物事を判断しません。

反対意見は何時の時もあるものなのに、多数決で前に進むことを恐れます。ある意味民主主義が、機能不全を起こしています。

巨人だけずるい

今回巨人で感染者が爆発したために、巨人戦が中止に追い込まれました。しかしその前に感染者が出たヤクルトは試合を行ったので、“巨人はずるい”という意見が出ています。何を持って公平というかは、考え方や基準によりますが、組織のトップが決めたことに関して、不公平だと声を上げる人がいるから、組織のトップはこんな状況になるまで問題を放置していたともいえます。ルールを状況によって変えることはトップの責任です。今回組織のトップが批判を覚悟で判断したのですから、それに異を唱えるつもりはありません。

しかし、できればアメリカのように、前もってPCR検査を廃止することができれば、こんな事態は防げました。弱毒化し感染力が強くなり、症状が出なければ、陽性者はどんどん増えます。その事を論理的に判断したアメリカは、混乱なくシーズンを進めています。一方で一度決めたルールに対して、論理的に考たうえでの改変を怠ってきた日本プロ野球は、こんな事態になるまで問題を放置していました。物理的に試合ができなくなるまで、放置していたのです。巨人がずるいというよりも、ルールを機動的に変えなかった、組織のトップを責めるべきです。責務を果たせなかったトップは、なんらかの責任をとらなければならないでしょう。トップが機動的に動こうとする時に、批判だけをして物事を進めない人たちが、日本の社会を機能不全に貶めていることを、もっと我々は自覚した方が良いと思います。

日本が世界においていかれないために

ルールを決められず、変えられず、批判だけして、責任を取ることを嫌がるのが今の日本の風潮です。安保法制や、電力問題、環境問題などあらゆる分野で、日本は動きが遅く、国民全員が損失を被っている事を、自覚した方が良いと個人的には思います。物事を動かそうとする人たちに、危険だの、なんだのとイチャモンを付けて、反対するだけの人たちの割合をもう少し少なくしないと、日本はどんどん世界に置いていかれてしまうと思うのです。

菅義偉総理は短い在任期間でしたが、物事をどんどん決めて責任を取る素晴らしい指導者だったと私は個人的には評価しています。そういった指導者を支えることが出来なかった日本社会は、とても残念です。事が大きくなってから、判断をするのは簡単です。事が大きくなる前に、適切な判断をする。誤った判断をしてしまったら、トップは責任を取る。トップが責任ある行動を取り続ければ、長い間トップに居続けることは難しいと思います。何も判断せずに、ただただトップに居ることを目的とするような人を、トップに持ち上げてしまう風潮をなんとかしないと成長できません。日本の大きな組織では、成功も失敗もせずに、ジリ貧になっていく傾向がありがちだと思います。

ポメ
ポメ

話がデカくなりすぎました・・・反省

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