ジャイアンツ坂本勇人選手の復帰のポジションは何処か 原監督の決断

5月1日にスタメンを外れてから一ヶ月近くが経ちますが、坂本勇人選手が漸く3軍戦に出場を始めています。ジャイアンツファンは坂本選手の復帰を待ち望んでいますが、なかなか時間がかかりそうです。

DHでの出場が今は限界

3軍戦でヒットを放っている坂本選手ですが、脚の状態は完治には遠いようです。ベースランニングも全力というわけではなく、「真っすぐ走るだけなら大城よりも速いかもしれない。」とコメントしています。坂本選手は脚力もある程度期待できる選手なので、今の状況はかなり不安があるということなのでしょう。今後少しずつ強度を上げていくなどして守備につけるように仕上げていくと思われますが、まだ時間が必要なようです。

原監督の坂本選手復帰の条件

不安なく守備につけることを復帰の条件としている原監督ですが、選手のコンディションを大切にする原監督らしいコメントだと思います。坂本選手の選手生命やプライドを考えると、中途半端に復帰させることは出来ないという結論なのでしょう。これはジャイアンツファンの願いとも重なる部分が多いのではないでしょう。

1軍の優勝が一番の条件

坂本選手の復帰については本人も監督も意見が一致していると思いますが、それはチームがペナントレースから脱落しないことが最低限の条件だと思います。現状は1ゲーム差でヤクルトを追う2位の位置で、十分な状況です。交流戦のDHでの復帰も個人的には期待しましたが、昨日のベースランニングを見ていると、まだDHでも出場は難しそうなので、交流戦での復帰は視野に入っていないと思われます。

中山礼都選手の存在

坂本選手のショートとしての残り時間が少なくなってきていることは間違いなく、年々離脱期間が長くなっていくことは予想されます。今活躍している中山選手はまだまだレギュラーとしては力不足だとは思いますが、少なくとも守備面での破綻はなく、将来のレギュラー候補としては十分な活躍を見せています。ただ高卒2年目ということも有り、体力不足やフィジカル面の弱さは当然です。なんとか対応をして打率.250まであげた打撃面も、打率.167まで下がってきていしまいました。最近6試合では無安打、19打席連続無安打が続いています。やっと出てきた坂本選手の後継候補なので、原監督の我慢が続いていますが、そろそろ疲労による限界が来ているのかもしれません。

貧打が続くチーム状況

原監督の好采配と翁田大勢投手の活躍もあり、接戦に強い現状のジャイアンツではありますが、いつ大崩しても不思議ではない状況です。得点が200で失点が202と、8つも貯金があるチームとは思えない数字が記録されており、貧打は深刻です。この状況が続く限り優勝は難しく、昨年のシーズン終盤の大失速が繰り返される可能性は高いといえます。原監督がこの状況について見過ごしているとは思えず、なにか策を用意しているはずです。

深刻な一塁手の打撃不振

打撃優先で一塁手は決められるポジションだと思いますが、ジャイアンツのスタメン一塁手の打率は.220で、投手を除けば捕手の.206に継ぐワースト2です。残念ながら一塁手の外国人の補強ができなかったことが、響いていると思います。現状では中田翔選手と中島宏之選手が交代で出場していますが、打率.220では物足りないと言わざるを得ません。原監督が当然ここを見逃しているわけではなく、ファームにもファーストの有望株がいない中で、プランBは既に用意されていると思います。

優勝を目指すキャプテン坂本勇人選手

ショートとしての拘りが当然ある坂本選手ですが、チームの優勝に一番拘っている選手は坂本選手だと思います。既に選手としの実績と地位は確立されたものがありますが、キャプテンとして日本一になることは残された目標の一つでしょう。坂本選手がチームのために一時的なコンバートを受け入れることは、十分にあると思います。原監督も十分に坂本選手の想いは認識しており、今後どのタイミングでプランBが実行されるのかが注目されます。

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