2024年ラスベガスで行われる第58回スーパーボウルは、チーフス対49ersで決定しました。両カンファレンスともチャンピオンシップは接戦となり素晴らしいゲームでした。特にライオンズはデトロイトという街とともに復活してきたストーリー性もあり、大変盛り上げてくれたと思います。
安定の定額制のインドアゴルフスクール ステップゴルフパトリック・マホームズとラマール・ジャクソンのエリートQB対決
第1シードのレイブンズがチーフスに敗れるというアップセットになりましたが、実際は力はむしろ総合的に見れば、チーフスが力は上だったのかもしれません。2度目のシーズンMVPと言われているQBジャクソンは、流石の能力でQBマホームズを上回るところを見せてくれました。特にスクランブル発進した時のスピードは圧倒的で、チーフスの固い守備を切り裂いてしまいました。しかし、QBとしての総合力はQBマホームズが上だったと言わざるを得ないと思います。特に感情のコントロールについては、両者には大きな差があったと見受けられました。QBジャクソンは試合が進むにつれて苛立ったところを見せるようになり、それがチーム全体に悪い影響を与えていたのではないかと推測します。QBジャクソン自体には、ショートパスのコントロールの乱れに出ていたと思います。新人WRのジェイ・フラワーも良い活躍をしていたのにもかかわらず、不必要なトンティングで反則をおかしたり、それを取り返そうとファンブルをしてしまったりと、感情面の落ち着きがあれば試合展開は全く変わっていたかもしれません。
このあたりはHCジョン・ハーボーのチームづくりの影響なのかもしれませんが、難しいところだと思います。HCアンディ・リードも始めから今のように落ち着いていたわけではないので、キャリアの差がチーム全体の差として出てしまったと言い換えてもいいかと思います。ただ、QBジャクソンのパスの能力は今年改善されていたとは思いますが、QBマホームズとは大きな差がまだあると思いました。
残念だったライオンズ
HCダン・キャンベルの元での闘志むき出しのチームというのが、ライオンズの印象でした。ただ、QBジャレット・ゴフは冷静で、それがこのチームの一番の強みだったのかもしれません。2度の4thダウンギャンブルが失敗に終わり、試合の流れが大きく変わってしまったのは、不運とは言えないでしょう。ただ非常に若いチームでドラフト巧者ぶりが発揮されているので、来年も当然期待できると思います。とくにOCのベン・ジョンソンの評価が高く、49ersの守備を攻略できていたのは、間違いないと思います。4月のドラフトでどんな選手を指名するのか非常に楽しみなチームでもあります。
QBブロック・パーディーは本物か?
Mr.イレレバントとして有名なQBパーディーですが、本当の実力がスーパーボウルで試されることになりました。今シーズンは不調と言われていますが、本当の実力が何処までなのか底を見せていない気もします。優秀なチーフスのセカンダリーに対してどのような対応をするのか、非常に気になります。ロングパスの能力が無いと言われているだけに、ウエストコーストオフェンスの極みを見せてほしいものです。
鍵を握るのは49ersのディフェンスライン
チーフスのオフェンスラインは、いつも程強力ではないと思います。シーズン終盤にレイダースのディフェンスラインに圧倒されていたのが気に懸かります。レイダーズにはDEマックス・クロスビーがいましたが、49ersにはDEニック・ボサがいます。QBマホームズに対して規律正しいラッシュをかけることが出来れば、QBマホームズを封じ込めることは不可能ではないでしょう。ただ、落ちてきたとはいえTEトラビス・ケルシーの存在はとても大きく、彼をマークする選手を誰にするかも、大きな鍵になってくると思います。TEケルシーへのラインを切ってしまえば、今のQBマホームズなら捕まえられるのでは思います。
HCの能力が最終結果を決定
HCカイル・シャナハンは追いかける展開に弱いと言われてきましたが、ここ2試合でそれを克服して見せました。ただ、今度の相手はHCリードです。試合前の用意も周到であり、試合中のアジャストも素晴らしいものがあります。戦術の変更へのアジャスト能力が、勝敗の鍵を握ると個人的には予想します。特に後半の開始直後のドライブで大きな流れが変わってしまうかもしれず、非常に注目されます。
スーパボウルのG+の解説
オードリーさんが少し耳に触るので、いつも副音声で見ていましたが、今回は副音声が誰になるのか気になります。HPで確認したところ解説に村田斉潔さん解説有馬隼人さんという発表だけありました。個人的には有馬さんの解説も実況も大好きで、村田さんの解説も素晴らしいのですが、チーフス戦は村田さんを避けてほしかったと思います。公平な解説を心掛けていらっしゃると思いますが、言葉の端々や思わず出てしまう歓声が気になってしまいます。もし主音声にオードリーさんが入るとなると、副音声のみしか個人的には選択肢がなくなってしまうので、そのときはダゾーンで見るしか無いかもしれません。