1 | 2 | 3 | 4 | OT | ||
Broncos | 0 | 13 | 0 | 0 | 0 | 13 |
Raiders | 0 | 7 | 7 | 3 | 0 | 17 |
久々の快勝を飾ったレイダース。オフェンスラインの頑張りで陸上戦を制した。本拠地のファンの前でのビクトリーフォーメーションは、本当に待ちに待った瞬間だった。ターンオーバーマシンと揶揄された相手QBドゥリュー・ロックも健闘したために、最後まで接戦となったが、なんとか押し切った。
Broncos | VS | Raiders |
158 | Total Net Yards | 342 |
3 | Total Penalties | 3 |
30 | Penalty Yards | 37 |
23:23 | Time of Possession | 36:37 |
望んでいたゴリゴリのランプレイ
CAR | YDS | AVG | TD | LONG | |
Josh Jacobs | 27 | 129 | 4.8 | 0 | 19 |
Peyton Barber | 5 | 22 | 4.4 | 1 | 8 |
Derek Carr | 7 | 5 | 0.7 | 0 | 4 |
Jalen Richard | 1 | 4 | 4 | 0 | 4 |
久しぶりにライン戦を制して、ランで試合をコントロールできた。RBジョシュ・ジェイコブズは、今季初めて100ヤードを突破した。アベレージも4.8ヤードと安定していた。時折横に逃げすぎてロスタックルを浴びる場面が有り、ボールセキュリティーなど改善の余地も有るが、久しぶりに切れのあるランを見せてくれた。控えRBのバーバーも良いランを見せていたので、OLがよく押せていたのが原因だろう。Cのジェームズがシーズン中盤から力を発揮しているのに加え、新人RGのレザーウッドもミスが少なくなり、反則も無かった様だ。漸くOLコーチのケーブルの指導が実を結んできたようだ。これだけランが出ると試合は一気に楽になる。レッドゾーンオフェンスでは、5回のターンオーバーを犯しリーグワースト、スコアは80%しか出来ず28位と酷い成績だったが、今日は着実に得点を重ねていた。カーのパスが300ヤードを超えなくても、これほど安定して試合運びができる事を、もう一度チーム作りを考える時に忘れないでもらいたい。
QBデレク・カーの限界を再確認
Player | CP/ATT | YDS | TD | INT |
D. Lock | 15/22 | 153 | 0 | 0 |
D.Carr | 20/25 | 201 | 1 | 1 |
今日はランに支えられて、カーのパスも効果的に決まっていた。QBレイトも96.8でまずまずの成績を残したが、カーの問題点がすべてクリアーになったわけではない。相変わらずショートパスの精度とタイミングが悪く、ランアフターキャッチが望めるような形でパスを投げることが出来ていない。スクリーンも相変わらず効果が出ずに、DLの裏に浮かしたつもりのパスをインターセプトされるという最悪の結果を招いている。
Air yard per At. | 12.1 | 1st |
20+ yard | 38 | 1st |
yard per at. | 9.0 | 3rd |
TD | 9 | 3rd |
ゲーム内でカーはマンカバーに対して強いデーターが披露されていた。逆に言えばゾーンに対してスイートスポットを見つける能力が不十分で、相手ディフェンスに読まれている様だ。
今日のゲームを見ていると、カーのサラリーを大幅にカットして、OLにもっと投資をしてランを出すようにチームを作ったほうが、遥かに安定したチームができるだろう。ウエスト・コーストオフェンスのように、QBのショートパスの精度に頼るゲームプランは、素晴らしいQBを獲得できたときのみに考えるべきだろう。中程度より上のQBの場合は、ラン重視でチーム編成をすれば、サラリーが高いWRにも必要以上の投資をする必要がなくなる。
WRゼイ・ジョーンズとの信頼関係
REC | YDS | AVG | TD | LONG | TGTS | |
Foster Moreau | 4 | 67 | 16.8 | 0 | 28 | 4 |
Zay Jones | 6 | 50 | 8.3 | 0 | 15 | 8 |
DeSean Jackson | 4 | 44 | 11 | 0 | 18 | 5 |
Hunter Renfrow | 3 | 40 | 13.3 | 1 | 18 | 3 |
Jalen Richard | 1 | 5 | 5 | 0 | 5 | 1 |
Peyton Barber | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
Josh Jacobs | 1 | -5 | -5 | 0 | -5 | 3 |
先週9回ターゲットとなったWRジョーンズが、今日も8回ターゲットとなり6回50ヤードを稼いだ。TEウォーラーの欠場が続く中で、新たな信頼関係を、QBカーとの間で築くことが出来たようだ。TEモローも、心配だったボールセキュリティーが改善されて、信頼感が上がっている。
今日も奮闘したディフェンス
TOT | SOLO | SACKS | TFL | PD | QB HTS | TD | |
Desmond Trufant | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Denzel Perryman | 5 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Darius Philon | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
Maxx Crosby | 3 | 3 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 |
Keisean Nixon | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Carl Nassib | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Quinton Jefferson | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 |
Casey Hayward Jr. | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Solomon Thomas | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Yannick Ngakoue | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 |
Josh Jacobs | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Cory Littleton | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Dallin Leavitt | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Divine Deablo | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Tyree Gillespie | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Tre’von Moehrig | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
DEマックス・クロスビーはプロボウルのスターターに初めて選出されたが、今日も実力を発揮した。1サック、1QBヒット、2ロスタックルと、プロボウラーの名に恥じない活躍だ。諦めないプレーは、味方ディフェンスの士気を上げている。オフェンスに対してもベンチで盛り上げるなどの姿勢が見られ、レイダースのHeart & Seoulになって行く選手ではないだろうか。
新しいHCを選定する場合
ラン重視で、一部のスター選手に頼るチーム編成を目指さないHCを招聘するべきだろう。ラン重視は地味で、ファンの受けは悪くなるかもしれない。しかしNFLには怪我もつきもので、WRは特に怪我の多いポジションだ。最近のプレイオフの顔ぶれを見ても、ランで稼ぐチームが安定して勝ち進む傾向にある。ぜひ考慮してもらいたい。
QBウェンツのコルツとQBハーバートのチャージャースならば、勝てない事は有りません。今年は、まだまだ楽しみは繋がりそうですね。