アイアンのウェッジ交換時の私の注意事項 選び方 買い替え時期

スコアを作る上で私が一番重要だと位置づけているクラブが、ウェッジだと思っています。もちろん重要ではないクラブは、14本の中には基本的にはないのですが、中級者以上のスコアに直結するのはウェッジであるという考えに、賛同して頂ける人は多いのではないでしょうか。そして選ぶのが一番難しいのも、ウェッジだと思います。

ウェッジ単体かアイアンセットか

以前は単体のウェッジよりも、アイアンセットの中のウェッジを使う人がほとんどだったと思います。私の場合はタイガー・ウッズが使うクリーブランドに憧れて、購入したのが始まりでした。その後タイトリストのボーケイであったり、フォーティーンなどの人気クラブが主流になりつつあり、アイアンのセット物を使う人は少数派になったかもしれません。今ではウェッジを販売していないアイアンセットもあるので、選択の余地がない場合もあります。では、アイアンのセット物は使い物にならないかといえば、全くそんなことはないと思います。特に初心者の場合は、セット物のほうがクラブの重量フローやシャフトの特性などが、一貫しており間違いがないと思います。セット物の一番の問題点は、アイアンを買い替える時に出費が大きくなってしまうことでしょう。特にアイアンの場合は金額も大きく、消耗が激しいクラブとそうでないクラブとのギャップが大きくなりがちです。ウェッジは使用頻度が高いはずで、練習量も多くなります。もしセット物持っていて、ウェッジの消耗が激しい場合は、そこでウェッジ単体を購入するのも良いのではないでしょうか。

ウェッジは中古だけは選ばない

ドライバーの中古は問題ないと思いますが、ウェッジだけは中古の購入は私は考えていません。理由の1つ目は、ウェッジは消耗が激しく、最も買い替える頻度が高いからです。スコアラインの摩耗などは気にしなければ、余程削れていなければ問題ないと思いますが、それでも中古を買う際は気になります。2つ目は前の持ち主の、癖がついていると思うからです。グリップなどは交換すればいいと思いますが、それでも費用が馬鹿にならず、中古の魅力がなくなります。フェースの打球痕は持ち主によって当たる場所が違うので、見れば分かってしまいます。特にバンカーで使用するウェッジは、ソールの削れ方が違ってきてしまいます。手足のように使いたいウェッジだけに、自分の感覚で育てていきたいという思いが、私にはあります。

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できるだけ重めのシャフトがおすすめ

これはアイアンとの重量フローの関係を考えています。あまり軽いシャフトを選んでしまうと、アイアンとの重量フローに幅がなくなります。ウェッジのシャフトの重量に微妙な物を、あまり私は求めていません。しかしアイアンとのシャフトの重量が逆転することだけは、避けたほうが良いと思います。言い換えれば、ウェッジのシャフトをあまり軽量なものにしてしまうと、結果的にアイアンセットの選択肢が軽量なものだけに狭まってしまいます。そもそもウェッジはなるべく重量がある方が安定するので、極端に重いものを選択する必要はありませんが、あまりに軽量なものは避けたほうが良いと思います。

ウェッジは2本体制か3本体制か

ここが一番迷うところでしょう。そもそもウェッジを2本にするか3本にするかが問題になってきます。結果的にはフェアウェイウッドやユーティリティとの関係の中での選択になると思います。3本入れても練習が足りなければ不安になりますし、スリークォーターショットやハーフショットが優しくないことも確かです。ここは先程も触れた通り、14本の構成の中で考えていくのが私はおすすめです。私の場合は周るコースにもよりますが、3Wが欲しいことが多く、2本体制にしています。

ロフト角のおすすめは

これは2本体制にするか3本体制にするかで微妙に違いが出てくるでしょう。それによって6度刻みで2本にするか、4度刻みで3本にするか考えるのが、オーソドックスだと思います。私の場合は50度と52度を入れています。52度と58度という方が一般的かもしれませんが、どうも個人的に58度が上手くコントロールできず、56度でも球が上がる方なので、56度をサンドウェッジとして使っています。このあたりは打ち方にもよると思いますので、好みと慣れだと思います。

バンス角はどうするか

無難なのは中間的なものを選択すれば、良いと思います。サンドウェッジでは、バンカーからの脱出を考えてハイバウンスを選んでいらっしゃる方もかなり多く見かけます。アマチュアの大きな悩みであるバンカーを克服するためには、とても良い選択だと思います。ただバンカーにも硬いバンカーや柔らかいバンカーがあり、状況に応じてフェースを開いたり閉じたりできるものが私は好みです。アプローチでも開いたり閉じたりは重要なテクニックですし、いろんなライにも対応できるものを、選ぶのが良いのではないかと思います。プロのように薄いものはハードルが高いので、中間的なものでいろんな打ち方をするのがおすすめです。バウンスはアマチュアをダフリから救ってくれるありがたいものですが、もしかしたらアプローチの上達を妨げるものになってしまうかもしれません。

取り回しの良いサンドウェッジでいろんな打ち方を練習して楽しむことが、結構大切ではないかと個人的に考えています。

タイトリストのウェッジの交換時期の衝撃データ

これは意外に早いというデータが、タイトリストから出ています。

新品のウェッジでグリーン着弾後3メートルの転がりで収まるケースと比較した場合、75ラウンド使用したクラブの場合はランが5.5メートルになり、125ラウンドしたクラブの場合は7.3メートルになるというデータです。新品と比較した場合約2倍転がってしまうというのは、上級者ほど気になるところでしょう。さらに”一貫性のあるアプローチをかなえる低い打ち出しは、溝の消耗とともに、高くなり、バラツキが出てきます。”と断言されています。そのうえでタイトリストとしては、75ラウンドを目処にチェックすることを推奨しています。練習頻度やバンカーでの使用など多少のバラツキはあると思いますが、75ラウンドが留意するべき目安であることは確かなようです。劣化によるスピン量の差が、そのままアプローチの誤差にはなりませんが、打ち出し角度のバラツキはかなり影響が大きいと思います。着弾後の転がりはグリーンコンディションで大きく変わりますが、打ち出し角度のバラツキは、そのまま次のパットに大きく影響します。

ウェッジは消耗品と考えるべきではないでしょうか?

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