現実と理想の間で見ないふり 日本人の悪い癖 メディアの責任

性善説と言えば聞こえは良いが、悪いことが起こっても直視できない事が人間にはあります。そしてその悪いことが身近に起きなければ、全く興味を持たずに、見なかったすることがあります。

ここ最近、見ないふりをしていたことが身近で暴露され、対応に困ってしまっているのが、マスメディアや政治家にも多々いるようです。

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ドリーマーとリアリスト

左翼と右翼。革新と保守。リベラルとコンサバティブ等の対立軸が、政治の世界では定義されてきました。しかし、最近の世界の情勢を見ると、今までの対立軸を超えた出来事が起こっています。今は政治の世界の対立軸にこだわる状況を覆す、世界での戦争や紛争が起きてしまいました。

ウクライナ情勢が確かに起こっているのに、まだ「外交で解決できないか?」、「外交努力を忘れてはいけない。」等と、常識ぶったコメントをして悦に入っているコメンテーターが未だにいるのは驚きです。在日のある国の大使が、その様なピンボケなコメンテーターが戦争を終わらせる解決策を問いかけたことに対して、「勝つしかありません。」とアッサリ言っしまったのは、ある意味日本のお気楽ぶりを象徴する場面でした。

今の日本は、リベラルの皮を被ったドリーマーと、コンサバティブというレッテルを貼られたリアリストの対立軸と表現したほうが良いのかもしれません。

鬼滅の刃に見る現実逃避

大ヒットとなった鬼滅の刃の無限列車編で、自分にとって心地よい夢の中に行きたいと言って、現実逃避する乗員が、主人公を殺そうとする場面がありました。流石にヒットする映画にはなにかあると思うのですが、このシーンは今の日本を象徴するシーンではないかと思いました。すぐ隣りにある現実を直視したくないので、夢物語を信じてしまうのは、人間としては当然の自己防衛なのかもしれません。しかし、マスメディアがそういった現実を伝えずに、世界的に見て現実離れした夢物語を発し続けるのは、如何なものかと思います。

芸能事務所の問題を政治にすり替えたメディア

芸能事務所の性加害について、マスメディアの責任が問われていますが、この問題を政治問題にすり替えたコメンテーターを見て、メディアの自浄能力のなさには呆れてしまいました。芸能事務所に忖度して事実を報道しなかったことと、安倍政治に対する忖度を同次元でコメントする放送は見るに堪えない話でした。

裁判で有罪になった事件と、実態の確認されていない政治家に対する忖度を同列に扱う事で、自らの責任を有耶無耶にするコメントは、まだ視聴者を煙に巻くような行為と見えたのは私だけでは無いでしょう。

戦争を直視しないマスメディア

今のマスメディア、特に新聞やテレビは、現実直視をしない傾向が強く、その事は若者を中心に常識化してきました。新聞の発行部数が急激に減少し、テレビの視聴率が激減しているのは、ネットの発達と伴に、マスメディアの信頼性が薄れていることが原因であることは、間違いのない現実でしょう。

一連の政治に対する偏った報道は、若者には届きませんでしたが、今回の芸能事務所の問題は図らずして、若者に現実を突きつけました。薄々気がついていたが見ないふりをしていた人たちに、リアルをマスメディアの信頼性の無さを添えて、突きつけたのです。

今回のウクライナの情勢やイスラエルとハマスの衝突が、現実のものとして起こり、X等で生々しい現実の映像を突きつけられて、いつまでも夢を見ているわけにはいかなくなりました。そのことをマスメディアは消化できずに、今までの夢見るコメンテーターを出演させ続けているので、今までの嘘と矛盾が消化できずにいるのが今の状況でしょう。

訳知り顔に非現実的な夢を語っていたコメンテーターは、矛盾を嘘で中和しながらコメントしている様で、見るに堪えない状況になっています。

見て見ぬふりは私達の直ぐ側にある

芸能事務所の問題も、修理工場の不正も、我々の直ぐ側で起こっていた問題です。問題がここまで大きくなるまで放置されていたのは、当事者たちの見て見ぬふりと、マスメディアによる不作為が原因と言っていいでしょう。

しかし、もう現実逃避はやめないと、夢を見ているうちにすべてが取り返しのつかないところまでいってしまいます。

芸能事務所も修理工場も、取り返しのつかないことになってしまいました。

日本人がリアルを見つめるために、リアルをマスメディアは伝えるべきで、夢物語を語るコメンテーターはもう排除したほうが良いと思います。

欧米も日本より優れているわけではなく、リアリストとドリーマーのせめぎ合いはあります。移民の問題で揺れるアメリカも、コンサバティブとリベラルの対立軸が不鮮明になりつつあります。共和党と民主党という対立軸も良くわからなくなってきたので、大統領も候補が育ちません。

移民に反対するのは共和党で、賛成が民主党という構図も、バイデン大統領の国境の壁を作る政策転換でだいぶ怪しくなりました。移民に賛成するのは党派を超えたエスタブリッシュメントで、一般市民は移民には総じて反対です。アメリカではお金持ちと一般市民という構図は、これからも鮮明になっていくでしょう。

日本のコメンテーターも総じてお金持ちだということを、忘れてはいけないと思います。厳しい現実はお金持ちの周りでは、あまり起きませんので・・・・・

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