阪神が巨人に6ゲーム差をつけて、首位を独走している。
原動力は投手陣の充実かもしれないが、火をつけたのは間違いなく佐藤輝明選手だ。
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佐藤選手は打率こそ低かったが、ホームランと打点でチームを引っ張っている。ここにきて更に対応力を上げたのか、打率も確実に上昇してきている。今日も田中将大投手の難しい膝元の変化球を、つまりながら本塁打にした。美しい放物線での本塁打はチームが盛り上がる。新人選手の活躍は相乗効果をチームにもたらし、既存の戦力を活性化する。阪神打線は飛び抜けて数字の良い選手はいないが、佐藤選手の活躍によって、大山選手の気持ちを楽にさせた様だ。
今年のルーキは実力派が多い、楽天の早川隆久投手は前評判通りの実力を発揮してハーラーダービー両リーグトップの7勝を挙げている。広島の栗林良吏投手はクローザーという難しいポジションを見事にこなし、未だ無失点だ。
クローザーの安定
阪神はスアレス投手が、両リーグトップの20セーブを挙げている。ソフトバンクから昨年獲得したスアレス投手は安定感抜群で、投手陣を支えている。パーリーグ首位の楽天も、松井裕樹投手が18セーブでリーグトップ。やはりクローザーは投手陣の中で極めて重要なポジションで、適正を見極めながら最高の投手を配置しなければならない。
巨人はどうもその辺りの見極めができないようで、クローザーを軽視しているのではないかと疑ってしまう。過去を振り返ってみても、長い期間クローザーを務めることができた投手は見当たらない。
クローザーが出てきたらもう終わりという雰囲気がでなければならないが、巨人の歴代クローザーをみると、なにか始まるのではないかと相手チームのファンが期待するようなクローザーが多かった。短い期間限定であれば、槙原寛己投手、上原浩治投手、髙橋尚成投手などが素晴らしい投球をみせたが、期間限定の約束が合ったようで、続かなかった。
先発を落第した投手を据えるのではなく、能力を持った適性のある投手を見極めて、獲得あるいは養成する必要を感じざるを得ない。今の投手陣の中でも必ずいるはずで、メンタル面も含めて育成して欲しい。
湯浅大選手の可能性
昨日プロ入り初ヒットを放った湯浅選手が、今日は5打数2安打の活躍をみせた。
巨人ファンは吉川尚輝選手の骨折による離脱で大変落胆したが、その穴を埋めてくれる活躍を期待したい。守備はもともとレベルが上位に有り、走塁もファームで盗塁を量産して、22盗塁で盗塁王となった実力がある。バッティングでしぶといところを見せてくれれば、十分に2塁手としてやっていける能力は有ると思われる。明るい性格でチームを活気づける素養も有る。今後の注目の選手だ。
今巨人の投手陣でクローザーが務まるとしたら、菅野智之投手だろう。しかしそれはあり得ないので、次に考えられるとしたら、復帰の山口俊投手ではないだろうか。MLBでも長いイニングを投げていないので、原監督は先発を示唆していたが、本人はその自信がなさそうだ。クローザーであればその実力が即発揮できるかもしれない。
その時は阪神追撃の体制が整うと思われる。