2日目を終えた。
笹生選手が-5、河本選手-4で好位置で決勝ラウンドに向かう。
一方で原選手と渋野選手は残念ながら予選落ちとなった。
平均飛距離 | F/K | P/O | PT | |
畑岡 | 291 | 64.2% | 72.2% | 27 |
河本 | 273 | 64.2% | 66.6% | 27 |
笹生 | 302 | 57.1% | 50.0% | 26 |
原 | 290 | 57.1% | 77.7% | 35 |
渋野 | 260 | 85.7% | 50.0% | 28 |
Fシャンシャン | 253 | 64.2% | 66.6% | 27 |
ラフが長くグリーンが硬いセッティングで日本とは違う環境の中で、各選手明暗が別れた。
笹生選手は平均飛距離302ヤードという飛距離で(よく転がるフェアウェーとカリフォルニアの乾いた風が影響していると思われる)、難しいセッティングを克服した。パット数も26というまとめ方で、決勝も期待できる。この選手はアイアンも非常に高い球を打てるし、アプローチもいろいろな打ち方ができて隙がない。まだ若いので淡白に見えてしまうことがあるのは、当たり前かもしれない。
河本選手は27パットで特に長めのパットをよく決めていた。平均飛距離は273ヤードでそれほど飛ぶ方ではないが、パーオン率も66.6%で手堅くまとめている。アプローチも安定していて楽しそうにラウンドしていた。河本選手は米国を以前から目標にしており、英会話にも積極的に取り組んでいる。今回も黒人のキャディーさんとコミュニケーションを取れていたようで、米国でラウンドできている自分を、心から喜んでいるような姿であった。今日は午前のラウンド組で、風が強くなる前に回れたのも好影響であったが、インタビューでは3日目からは風が変わる事に言及していて、決勝ラウンドも期待できる。
渋野選手は米国に来て日本のマスコミから逃れられたのだが、結果は+2だった。
改造中のフォームは未完成で、先週よりも少しアップライトになったようだ。アイアンもフェアウェイからならばスピンがかかっていい球が打てるようだが、ライが悪かったりラフからは上手くコンタクトすることができないようだ。アプローチも同様で未だ時間がかかるようだ。米国に2~3ヶ月残るようなので、日本の雑音から離れていい経験ができることを望む。
原選手は河本選手とは対照的で、米国での準備が未だできていないようだ。セッティングを変えたりなど工夫をしているようだが、米国は日本よりも広く、東海岸と西海岸ではコースのコンディションも全く違う。日本でもいろいろなコースがあるのだから、経験値を失敗しながら上げていく段階だと思う。放送の中で羽川さんが、F/Kが悪いのにP/Oが高いのは、アイアンが高弾道でグリーンを攻めて行けるからだとし、飛距離が出るのでむしろ米国向きで、諦めずに頑張って欲しいと解説していた。残念ながら今回は予選落ちだが、期待度満点であるのは間違いない。
最後に復帰戦のフォン・シャンシャン選手。飛距離が252ヤードなのに-8。
ゴルフは難しい・・・