レイダースはレイブンズに予想外の大逆転 DEクロスビーが立役者

レイダースファンでありながら絶対に負けると思っていたレイブンズ戦で、大逆転勝利を収めました。オフェンスはランが出ない中、なんとか逆転しましたが、やはり主役はデフェンスだったと思います。

1234OT
Raiders06713026
Ravens3677023

ディフェンスの強さは本物

DEマルコム・クーンとDEタイリー・ウイルソンを欠いているというのに、DEマックス・クロスビーの勢いはとんでもないものでした。WEEK1では新人のRTオルトに手を焼いていたように見えたDEクロスビーでしたが、今週は出だしから全開でした。試合を決めたのは2つ目のサックだったと言ってもいいぐらいのものでしたし、4回のTFLはDEクロスビーのスピードを象徴していました。インサイドにDTクリスチャン・ウィルキンスがいることがやはり大きいのか、スピードとパワーを兼ね備えたDEクロスビーを止めることは難しいと思える内容でした。サックを決めたあとのクロスビーを飛び越えたように見えたDTウィルキンスの運動能力も、これからが楽しみです。

LBロバート・スプレインの嗅覚

兎に角インテリジェンスに優れているのが、LBスプレインだと思います。運動能力が突出しているようには見えませんが、プレーの読みが素晴らしく、寄りが早いのでディフェンスが安定します。理想的なILBと言ってもいいのではないでしょうか。今日もすばらしいINTとタックルを随所に見せてくれました。怪我も少ないLBスプレインがこのまま中心にいてくれれば、大崩れすることはないのではと思ってしまいます。

WRダバンテ・アダムズを助けたTEブロック・バウワー

WRアダムズがオフェンスでは試合を決めてくれましたが、そのWRアダムズを間接的に助けたのは、TEバウワーではないかと思います。9回98ヤードの記録も素晴らしいですが、ランアフターキャッチの迫力が素晴らしく、DB1人では止められないと感じます。そのためバウワーに対するDBのケアーが重くなって、WRアダムズのマークが少し軽くなったと思います。1対1になれば、WRアダムズを止められるCBはまだまだいないようで、今日も紙一重のスーパーキャッチを連発してくれました。バックショルダーのキャッチやライン際の足の残し方は、相変わらずの芸術的なシーンとなり、チームを盛り上げてくれます。今年のWRアダムズも、スペシャルな存在と言っていいのではないでしょうか。

RECYDSAVGTDLONGTGTS
Davante Adams911012.213012
Brock Bowers99810.90279
Jakobi Meyers4297.30135
Zamir White3144.70114
Tre Tucker2136.5072
Michael Mayer111110111
Ameer Abdullah210.5012
Harrison Bryant000001

HCアントニオ・ピアースの実力

WEEK1では4thダウンのパントを批判されていましたが、ここはまだ経験が少ないHCということで見守りたいと思います。それよりも評価したいのは、ペナルティの少なさです。以前は下らないペナルティから選手がやる気を無くすことの多かったレイダースですが、HCピアースに変わってからとても少なくなりました。インテリジェンスの高い選手を集めていることもあると思いますが、HCの考え方が浸透していると言っていいでしょう。今日は微妙な判定が複数ありましたが、以前のように明らかなペナルティが減ったのは、素晴らしいことだと思います。

ランが出ないのは問題

チーム全体で17キャリー27ヤードは酷すぎると言っていいでしょう。OLに問題があるとはいえOCのプレイコールも偏り過ぎだと思います。チームが熟成する中でランは絶対に改善しなければいけない問題だと思われ、プレイに工夫がほしいところです。今のところはプレイアクションが全然フェイクにならない状況で、どんなストーリーを考えているのか不明です。

CARYDSAVGTDLONG
Zamir White9242.708
DJ Turner12202
Alexander Mattison410.313
Ameer Abdullah210.504
Gardner Minshew1-1-10-1

QBはそれでも問題

QBミンシューはそれでもやはりフランチャイズQBには、距離があると思います。GMテレスコはどんな手を考えているのか、シーズン序盤に何らかの動きがあるのか注目されます。

PlayerCP/ATTYDSTDINTSACKSQBR
G. Minshew30/38276115-3451.3
L. Jackson21/34247112-1581.4
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