今年はスーパーボウルへたどり着ける　レイダースの戦力　期待しか無

昨年久しぶりのプレイオフを経験したレイダースですが、首脳陣が新たになり更に期待度が高まったと言って良いのではないでしょうか。昨年の不幸な事柄や事件によって、ジェットコースターのようなシーズンを送ったレイダースですが、今年は落ち着いたオフを送りました。

戦力は増強されたレイダース

期待度が高まるオフェンス

WRダバンテ・アダムズ

昨年より確実に上積みされたと思うのは、何と言ってもWRダバンテ・アダムズの加入があったからと言っていいでしょう。複数のドラフト指名権とのトレードでレイダースにとっては博打に近いですが、期待度は高まります。ここまで安定した成績を残してきたQBデレク・カーですが、WRの人材難に苦しんできた数年間でした。やっと獲得したビッグネームも、シーズン前に離脱してしまったり、前年のドラフト1位が事故で解雇されたりするなど、思わぬ事で武器を失ってきたレイダースですが、今年はある程度計算が立つ事になりました。なんといっても大学時代のホットラインの復活で、相思相愛が実ったのですから、楽しみ以外の何物でも有りません。

主力選手の契約更改

WRハンター・レンフローの契約延長がされたことも、朗報の一つです。ここまで着実にキャリアを積み重ねてきたレンフローは、いまやスロットレシーバーとしてNFLを代表する位置まで来ました。昨年オフの練習で、ラムズのCBラムジーを打ち負かしたという記事が出て、いくらなんでも言いすぎと思いましたが、毎年能力を上げているようです。WRアダムズとの相乗効果は、計り知れないと思います。

TEのダレン・ウォーラーも大型契約の延長が予期されましたが、未だ合意には至っていません。加齢からか少し怪我による離脱が目立ってきたことも有り、首脳陣は躊躇しているのかもしれません。出場さえできれば、NFLでトップ3に入るTEではないかと思いますので、今年はキャリアハイの成績が望めるかもしれません。そうなった場合に契約延長の金額が難しくなりますが・・・・・

QBデレク・カーの意地

ここまでカーは成績の割には、評価されてきませんでした。今年チームは戦力の増強に成功しましたが、それでも地区内の評価は最下位です。デンバーに移籍してきたQBラッセル・ウィルソンにキャリアでは劣りますし、KCのQBパトリック・マホームズよりも実績では劣りますが、チャージャーズの年下のQBジャスティン・ハーバートよりも評価が下であることは、プライドが許さないでしょう。第1週でそのチャージャーズと当たるので、本当に楽しみで仕方有りません。この試合では元チームメイトであるLBカリル・マックとの対戦も有り、興味がつきません。

心配なオフェンスライン

その第1週目で、オフェンスラインの出来が試されます。チャージャーズのジョーイ・ボサ＆カリル・マックのパスラッシュは、NFLでも最高峰の威力となるでしょう。メンバーだけを見れば、守りきれるとは思えませんが、HCジョシュ・マクダニエルがどの様な準備をしてくるかが、注目されます。少なくとも昨年のような無策では無いと思うので、この出来が今年の成績を占うことになるのではないでしょうか。

昨年のドラフト1位のOLアレックス・レザーウッドがロースターに残れず、予想されていたとはいえ少しショッキングな出来事でした。しかしカットできるほどの用意ができていると、HCを信じて見守りたいと今年は思います。

未知数のディフェンス

またも再構築のディフェンス

昨年ある程度の成績を残したディフェンスですが、今年もまたメンバーが大きく代わりました。しかしディフェンスはオフェンスほど熟成が必要ではなく、メンバーの入れ替えで劇的に改善されることも多いので、期待はできると思います。

DEマックス・クロスビーが爆発する予感

プロボウルにも選出されて、名実ともにトップDEとなったクロスビーですが、今年は更に爆発するかもしれません。昨年はチーム方針によりブリッツが殆ど入らなかったのですが、今年はもう少しアグレッシブになると思います。逆サイドのチャンドラー・ジョーンズの怪我さえなければ、チャージャーズのボサ＆マックに負けない布陣だと思います。契約も延長されて大型契約になり、あとはスーパーボウルへたどり着くためにモチベーションが上がっているはずです。

HCジョシュ・マクダニエルへの期待

オーナーがアル・デイビスだった頃は、実績のあるHCがなかなか採用できませんでした。才能のある若手を抜擢することが多かったレイダースですが、キャリアの踏み台にされたことも多かったように思います。

しかし、今回はペイトリオッツのOCとして実績を十分に積んでいるHCマクダニエルと、そのペイトリオッツでGMを務めていたジグラーをセットで採用しています。レイダースファンですのでベルチックはあまり好きではありませんが、このコンビは信頼できそうです。今年はレギュラーシーズンで対戦もあるので、師弟対決で圧倒してもらいたいと思います。