巨人は奥川恭伸投手に完全に力負け つまらなかった当然の結果

ヤクルト奥川投手はプロ入り初完投初完封を、CSファイナル第1戦で決めた。

ヤクルトは高卒2年目で、9勝を挙げた奥川投手。巨人はMLB帰りで2勝止まり、34歳の山口俊投手。過去の実績はともかく今年の成績を見れば、当然の結果ではないだろうか。このマッチアップで勝ちに行った結果が、初完封ということかもしれない。1勝のアドバンテージがヤクルトに有るので、初戦から勝ちに行くのは当然といえば当然だが、実績通りの厳しい結果になってしまった。

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奥川投手の速球を打てず

防御率投球回打者被安打被本塁打奪三振与四球与死球失点自責点投球数
0.009   32609000098

98球で初完封を逃してしまい、リリーフ陣を引っ張り出すこともなく巨人打線は沈黙した。

報知新聞参照

奥川投手はオーソドックスな右腕で、特殊ボールが有るわけではない。巨人打線は正面から勝負に行って力負けしてしまった。ある意味当然の結果だろう。シーズン中からストレートに力負けすることの多い巨人打線は、今日も積極的に打ちに行って凡打を繰り返し、散発6安打で9三振を喫した。阪神戦では故障上がりの高橋遥人投手の変化球を積極的に打ちに行って攻略したが、今日は積極的に打ちに行って軽くあしらわれてしまった。

この負けは明日以降も響く負け方で、明日以降のヤクルト投手陣を楽にしてしまった。

首脳陣は最終戦までもつれ込んで勝つのではなく、一気に勝負に出ようとしたようだが、裏目に出てしまったようだ。がっぷり四つに組んだら力負けするので、勢いで押し切ろうとしたのだろうが、打線にその力はなかったという結果になってしまった。

巨人の貧打の原因はなにか 奥川恭伸投手を打てず

山口投手は責められない

シーズン中からあまり調子の上っていない山口投手は、MLBからの緊急帰国からの入団で、コンディションが上がらないのは仕方のないところだろう。立ち上がりに3点を取られてしまったが、不運な当たりもあり、4回までの投球は頑張ってくれていた。

リリーフ陣もその後を1点で抑えたので、十分に役目を果たしたと言えるだろう。

試合間隔が空いていたので、調子が上がらなかった可能性はあるが、強打のヤクルト打線を7安打4失点に抑えたのだから、上出来だ。

打線が問題

打率本塁打防御率
東京ドーム0.248824.11
甲子園0.219173.25
バンテリン0.19662.56
横浜0.265103.48
マツダ0.231132.11
神宮0.285213.77
球場別巨人チーム成績

神宮で完封負けは問題だろう。神宮でのチーム防御率は3.77なので、今日の4点は覚悟しなければならない。神宮でのチーム打率が最高の.285だった打線が、6安打に抑えられ、ドーム以外では最多の21本だった本塁打が出なかった。沈黙してしまった打線が、敗因の全てと言っても良いのかもしれない。

短期決戦の戦い方

1勝のアドバンテージが相手に有るとはいえ、明日の菅野投手の投入は疑問が残る。中4日で圧倒的な投球ができなければ、走力も有るヤクルト打線を抑えるのは難しいだろう。今日の塩見康隆選手の走塁を見ても、ヤクルトは躍動感が有る。万全の投球ができなければ狭い神宮では、菅野投手でも難しい。明日の菅野投手で負けてしまえば、絶望的な状況で逆転への勢いは作れない。逆に明日負けても第3戦で菅野投手が完封できれば、勢いは出てくるのではないだろうか。短期決戦は勢いが大切だ。明日菅野投手を投入しても第7戦は中3日となり、先発は期待できない。

明日の菅野投手がヤクルトの勢いを止めることが出来るかが、すべての鍵を握る形と首脳陣は自らを追い詰めてしまった気がする。

CSに向けての巨人の準備 菅野智之投手のモデルチェンジ

あ姉さま
あ姉さま

明日こそ打ち勝つ野球をして欲しいですね。

打線は粘り強く、立ち向かってほしいです。

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