中日のエース大野雄大投手の前に、岡本和真選手のホームランによる1点に抑えられてしまった。2回連続で中5日登板の高橋優貴投手は、5回もたずに7安打を浴び5失点した。
反発力のない打線は5回以降無得点。疲れの見える中継ぎ投手陣はその後に5失点をして10-1と惨敗をしてしまった。
試合後原監督は「勝負の世界、いろんなことが起き得るのでね。そこはしっかり受け止めて、明日からまたっていうところですね」と、コメント。
元木ヘッドコーチは「下位打線は下位打線で、つながってきたら点にもなるはず。」とインタビューに答えている。
これで巨人は8試合勝ち星なし。
昨年も終盤に失速しており、ベンチは暗いムードに包まれて見える。
中5日の先発陣に負担
高速インターネット(Wi-Fi付き)+専門チャンネル月額1,750円〜【J:COM(ジェイコム)】とにかく先発陣が踏ん張れない。中5日の登板が続いており、ただでさえ球威が落ちているところに打線の援護がないので、終盤に失速してしまう。救援陣が調子を落としており、守護神のビエイラも肘痛による登録抹消でブルペンは逼迫している。先発投手は長いイニングの消化を目指すが、打線の援護もなく中5日で球威が落ちるので球数が多くなるという悪循環だ。負けられない一戦が続いているので、とりあえず使える戦力を逐次投入する戦法で、先発投手陣やブルペン陣は疲労がどんどん貯まる展開だ。
マシンガン継投の結末
リリーフ陣の不調も深刻だ。今日も不調の大江竜聖投手をひっぱって何とか試合を終わらせたが、疲労が溜まって明らかに調子を落としている大江投手に、2回49球は厳しかった。もしかしたら大江投手は、2軍で調整なのかもしれない。今日ファームで大竹寛投手が登板したが、1/3回で3安打を浴びて3失点した。平内龍太投手は1回2/3で2ランホームランを浴びて、1軍昇格は遠い様子だ。ファームで目立つ成長株は他に見当たらず、首脳陣はどの様に手を打つのだろうか興味深い。
打線も深刻な不調
高齢化している打線は、昨年と殆ど顔ぶれが変わらない。主力は30歳以上が多く昨年より1歳加齢しており、昨年より更にお疲れモードなのかもしれない。
反発力のない打線は疲労によるものだとしたら、手の打ちようがないだろう。
若手を育てるという最大の対策を怠ってきたことが、終盤戦に響いているのではないだろうか。
昨年、一昨年の日本シリーズから劣勢に立たされた時に、反発できずに暗くなってしまうイメージがついてしまった。
突破力のある新戦力の出現
若手の奮起やラッキーボーイの出現が待たれるが、そもそも1軍に若手があまりいないので辛いところだ。日テレ系の放送だったのに、中日の高卒ルーキ土田君にばかりスポットが当たるので、なんともやりきれない気持ちになってしまった。
阿部2軍監督の厳しい指導のもとで、ファームでは若い野手が結果を出しつつある。湯浅大選手や中山礼都選手は、結果を出してきている。秋広優人選手も本塁打が出始めている。
しかしイースタン公式戦では目下11連敗中で、1軍同様負け癖がつかないか心配な状況だ。
数え間違いだったらごめんなさい。でも、阿部監督には長期的な視野に基づく信念が有るように感じます。結果が早く出ることを祈ってます!
これから取れる策はなにか
昨年の終盤は首位を独走していたので、貯金を吐き出す形でシーズン最終盤に優勝を決めた。しかし失速した状態のまま日本シリーズに突入し、ソフトバンクに悪夢の2年連続4連敗を食らってしまった。既に終盤戦に突入しており負けられない戦いが続くが、中5日で先発投手陣を回し続けても、同じことが続くのではないだろうか。
この状況下での次の一手で、首脳陣が真価を発揮するのではないかと、期待している。
このまま逐次戦力投入を続けて負けが込み、首脳陣が人心掌握をできなくなってしまったら、一気に政権末期になってしまう。若手や新戦力の台頭がなく、原政権が終わってしまえば、3年前の高橋由伸政権と同じことになってしまうのではないかと、心配してしまう。